源流釣り初心者がイワナをたくさん釣るために大切なこと
「せっかく源流域でまで行くんだから、たくさんイワナを釣りたい!」
道のない山の中を歩き、苦労して源流域に行くのですから、そう思うのは当然ですよね。
そう思ったとき、イワナをたくさん釣るために大切なことは何でしょうか?
今回は、源流釣り歴も6年を超え、脱初心者を果たしたと思っている私が、イワナをたくさん釣るために大切にしていることを書いていきます。
最も大切なのはアプローチ
結論から先に述べますと、源流イワナをたくさん釣るために大切なのはアプローチです。
(ここでいうアプローチとは、イワナが居るポイントまでどうやって近づき、どうやってサオを出すかという意味になります)
もちろん、ポイントの見極めやエサの流し方、アワセのタイミングなども大事だとは思っています。
ですが、今まで源流域でイワナ釣りをしてきた経験から、アプローチが一番大事だと感じているのです。
言い換えると、「釣りの腕前よりも、釣る前の動き方が大事だ」と感じているわけです。
釣りが下手でもイワナは釣れる
では、なぜアプローチが大事だと感じるのか?
それは、釣り方が下手でもイワナは釣れるが、アプローチが悪いと釣れなくなるからです。
このことがよく分かる例をご紹介します。
先日、源流釣りが初めてという友人と釣りに行っときのことです。
私は、最初からいろいろと教えたらイヤがられるかなと思い、まずは「ここに立って、あそこを狙ってみて!」というアドバイスだけをしました。
にもかかわらず、一投目にしてイワナが釣れてしまったのです。
このときは、流し方も詳細なポイントもアワセ方も教えていません。なのに、イワナが釣れたんです。
このように、源流釣りの場合、イワナは人慣れしていないので、流す場所が悪かろうが不自然な動きをしていようが、釣れるときは釣れます。
なんといいますか、ポイントにエサを投入してしまえば、あとはイワナの方がエサに気づいて、勝手に釣れてくれるのです。
イワナに気づかれてしまうと釣れなくなる
こんなに簡単に釣れる源流イワナでも、釣り人の存在に気づくと釣れなくなります。
私も、いまだに初心者に毛が生えた程度なので、予想外のポイントに居たイワナに気づかれ、走られてしまうことがあります。
そうなると、走ったところに何度エサを流しても、そのイワナは絶対に釣れません。
また、瀬で走ったイワナが落ち込みに逃げ込むと、落ち込みにも警戒感が伝わり釣れにくくなります。
このようなことを経験しているうちに、最も大切なのは、イワナに気づかれないようにサオを出すこと。つまり、アプローチだと感じるようになったのです。
私が注意していること
では、アプローチが大切なのは分かったとして、具体的にどのように動けば良いのでしょうか?
私が注意しているのは以下の3つです。
1 川から離れて移動する
2 ポイントに近づきすぎない
3 落ち込みを不用意に越えない
これらを以下で説明していきます。
川から離れて移動する
次のポイントを目指すとき、回り込むようにして、できるだけ川から離れて移動するようにしています。
源流は水深が浅いところが多いので、ついつい最短ルートである川の中を移動しがちです。けれど、そうするとイワナに気づかれてしまいます。
ですので、姿勢を低くして回り込むようにポイントまで移動して釣るようにしています。
ポイントに近づきすぎない
ポイントの様子が把握できなくても、とりあえず遠くから仕掛けを投入してみることにしています。
より良いところにエサを流そうとすると、ポイントに近づいて覗き込みたくなるんですよね。けれども、ポイントに近づきすぎるとイワナに気づかれます。
上でも書きましたが、源流イワナは、ポイントにエサを落とすだけで、イワナの方からエサに気づいて食いに来るんです。
なので、最初はポイントの様子がしっかり確認できなくても、勘で仕掛けを投入します。
それで釣れなければ、少しずつポイントに近づいて、どのように流せば良いかを確認しながら釣るようにしています。
落ち込みを不用意に越えない
このことは、こちらの記事にも書いていますが、落ち込みを不用意に越えないようにしています。
源流釣り初心者のころを振り返って!私がイワナを釣れなかった理由
というのは、落ち込みの次には瀬尻というポイントがあり、そこにイワナが居るときが多いんです。
落ち込みの下からは瀬尻を確認しにくいのですが、ここでも勘でエサを流してみるようにしています。
それで釣れなければ、落ち込みをこえています。
実際に釣果は上がったのか
これらのことをするようになって、釣果が上がったかと聞かれれば、間違いなく上がったと答えます。
源流釣りに1人で行き始めたころは、恥ずかしい話ですが、釣れたイワナより走られたイワナの方が多かったです。
それが、アプローチに気をつけるようになってからは、走られたイワナより釣ったイワナの方が圧倒的に多くなりました。