ガス代が高い!ガス会社社員がオススメする無理なくできる節約方法
ガスの請求書を見るたびに「高いなぁ!なんとかならないかなぁ~?」と思っているあなたへ。
今回は、ガス会社に勤務する私がオススメする、無理なくできるガス代の節約方法をご紹介します。
「シャワーの時間を短くする」「シャワーをこまめに止める」など、我慢をしての節約ほど大きな効果はありませんが・・・。
「ちょっとの我慢でガス代を安くしたい!」という方にはオススメです。
お湯の量を減らす
では、本題に入りまして、どうやって無理なくガス代を節約するかを書いていきます。
まずオススメしたいのが、シャワーで使うお湯の量を節約することです。
シャワーのとき100リットルのお湯を使うのと、200リットルのお湯を使うのでは、当然ですが100リットルの方がガス代は安くなるんです。
こう書くと、すぐに思い浮かぶのが、最初に書いた「シャワーをこまめに止める」だと思います。
でも、これってストレスに感じませんか?
私の場合だと、冬はシャワーを止めると寒いので、シャワーを出しっ放しにしたくなります。
そこで、私が提案したいのが、お湯の量を絞ることです。
ガス給湯器は、直圧式といって、水道の圧力を減圧させずにお湯を出せるので、お湯が勢い良く出ます。なので、ついついシャワーを勢い良く出してしまいがちです。
これに注意して、例えば、頭を洗っているときに出しっ放しにしているシャワーを弱めるだけでも、お湯の量は節約できます。
そして、水量を絞っても、意外と寒くは感じないのです。
細かいことですが、「今はそんなにシャワーの水量がいらない!」というタイミングで蛇口を絞れば、それほど我慢をせずにガス代を節約できます。
また、この方法の良いところが、節水にもなるので、ガス料金以外にも水道・下水料金が節約できることです。
トリプルで節約できるので、ガス代だけではそれほど安くなっていなくても、トータルだと結構な節約になりますよ。
給湯器の温度を下げる
次に、給湯器の設定温度を下げることでも、ガス代を安くすることができます。
というのは、10℃の水道水を37℃にするのと40℃にするのでは、40℃にしたほうがガスをたくさん使うからです。
寒い日にシャワーの設定温度を下げるのはキツイですが、洗い物のときなどは、温度を下げても大丈夫ですよね?
ところが、シャワーのときに設定した温度のままで洗い物をしがちです。そうすると、無駄に高い温度のお湯を使うことになります。
また、シャワーの浴びはじめは、体も浴室も冷えているので熱めのお湯が必要ですが、最後の方は温まっているので、意外と温度が低くても大丈夫です。
お風呂を沸かしたとは、最後に浴びるシャワーの温度が低くても気になりません。
このような、ぬるめのお湯でも大丈夫なタイミングで設定温度を少し下げるだけで、無理なくガス代を節約できます。
夏にガス代を節約する
夏に節約を意識するのも、無理なくガス代を節約する方法です。
その理由は、「シャワーの時間を短くする」「こまめにシャワーを止める」という方法が無理なく使えるからです。
頭や体を洗っているときにシャワーを止めれば、ガス代はもちろん、水道代も下水道代も発生しません。また、シャワーを浴びている時間を短くすれば、その分だけガス代・水道代・下水道代も節約できます。
寒い時期には、これらは難しいのですが、夏ならシャワーの時間を短くしたり、こまめにシャワーを止めたりしても、ストレスを感じにくいのではないでしょうか?
なのに、ガス代が安くなる夏には節約を意識せず、ガス代が高くなる冬にだけ節約しようと思いがちです。
1年のトータルで考えれば、夏に節約しても、冬に節約しても金額は同じですよね?それなら、無理なくできる夏に節約を意識するのもオススメの方法です。
ガス会社に値段交渉してみる
以上の方法を実践して頂ければ、ガスの使用量が減るのでガス代は安くなります。
ただ、あまり言いたくはないのですが、ガスの使用量を減らさなくても、ガス代を下げる方法がないわけではありません。
それが、ガスの単価を下げることです。
要は、いま使っているガス会社に値段の交渉をしてみるんですね。
この方法は、ガス会社によって対応が違うので、すべての家庭で効果があるとは断言できませんが・・・。ガス会社に勤務する私が知っている裏話として、プロパンガスの場合には交渉してみる価値はあると言えます。
ガス会社としては、ガスの使用量が多く、料金の支払いもスムーズなお客様は優良顧客です。そんなお客様には、他社に切り替えて欲しくないので、交渉に応じざるを得ないのです。
なので、もしかしたら交渉に応じてくれるかもしれません。
電話してみるだけでなんの節約もせずにガス代が安くなるのですから、試してみる価値はあると思いますよ。