電気圧力鍋ならごはんは早く炊けるのか?ラクラクッカーコンパクトで試してみた
圧力鍋を使えば、食材に短時間で火が通るので、いろいろな料理が早く作れますよね。
それなら、ごはんも早く炊けるのでしょうか?
ティファールから発売された『ラクラクッカーコンパクト』を買った私は、このことがどうしても気になったので、ガスコンロの炊飯機能と、炊ける早さを比べてみました。
今回は、その結果をレポートしていきます。
(ちなみに、どうしてガスコンロの炊飯機能と比較したかと言いますと、我が家の普通の炊飯器で炊くよりも、ガスコンロの方が断然早く炊けるからです)
ラクラックッカーコンパクトの炊飯時間
では、気になるラクラクッカーコンパクトの炊飯時間から書いていきます。
今回の実験では、付属のレシピ本に従ったので、コメを研いでから30分間、水に浸しました。
30分後、加熱ボタンを押して炊飯開始です。
炊飯開始から15分で蒸気が出てきて、圧力モード入ります。
圧力モードは8分で終了なので、その後は自動で保温(蒸らし)されました。
蒸らし時間は、レシピ本に従って15分として完成。
という訳で、ラクラックッカーコンパクトでは、コメを研いでから「68分」でごはんが炊けました。
ガスコンロの炊飯時間
続いて、ガスコンロの炊飯機能で炊いた時間です。
こちらも、ラクラックッカーコンパクト同様、コメを研いだあと30分間、水に浸します。
30分後、ガスを点火し、炊飯機能のボタンを押します。
(炊飯機能とは、ガスコンロが勝手に火加減を調整し、ごはんを自動で炊く機能です)
ガス点火から、コンロが勝手に強火と弱火を繰り返し、加熱から23分でピピッと音がして火が消えました。
その10分後、再度ピピッと音がしたら蒸らし完了です。
という訳で、ガスコンロの炊飯機能では、コメを研いでから「63分」でごはんが炊けました。
レシピ通りならガスコンロの方が早い
以上のように、私の実験では
・ラクラックッカーコンパクトは「68分」
・ガスコンロの炊飯機能は「63分」
とガスコンロの方が、5分早く炊けるという予想外の結果になりました。
しかし、この結果を受けても、私は、「ラクラックッカーコンパクトのほうが早くごはんが炊ける」という結論としたいです。
レシピ通りじゃなくても良い
ガスコンロのほうが5分早く炊けたのに、電気圧力鍋ラクラックッカーコンパクトのほうが早くごはんが炊けるという結論はおかしいですよね?
けれども、レシピ通りに炊かなければ、ラクラックッカーコンパクトのほうが断然早いんです。
そのカラクリを説明していきますね。
まず、ラクラックッカーコンパクトは電気圧力鍋なので、コメを研いだあと30分も水に浸けておかなくても、芯の残らないごはんが炊けるんです。
まあ、30分浸したほうが、圧力鍋特有のモチモチした食感には仕上がるのですが、浸さなくても普通のごはんになります。
これは、後日の実験で確かめています。
加えて、今回の実験では、レシピ本通りに蒸らし時間を15分としていましたが、10分で食べても大丈夫でした。
ということで、「68分」から浸水時間の30分と蒸らし時間の5分はマイナスできるんです。
そうなると、ラクラックッカーコンパクトで炊いた場合、コメを研いでから「33分」で炊けてしまいます。
それに対して、ガスコンロの炊飯機能の場合。コメを研いですぐに炊きはじめると、どうしても芯の残ったごはんになってしまいます。
食べられなくはないのですが、やっぱり30分は水に浸けておいたほうが良い感じがするんですね。
そう考えると、ガスコンロの炊飯機能では、時間の短縮ができません。
なので、レシピ本に従わなければ、
・ラクラックッカーコンパクトは「33分」
・ガスコンロの炊飯機能は「63分」
となり、ラクラックッカーコンパクトのほうが早いという結論になります。
電気圧力鍋の炊飯は早い
という訳で、実験結果としては予想外のものになりましたが、結論としては、「電気圧力鍋のほうが早い」になりました。
ちょっと強引な気もしますが・・・。
実際に、急にごはんを炊きたくなったとき、これまではガスコンロを使っていましたが、今ではラクラックッカーコンパクトを使っています。