ビルトインコンロを安値で買う方法【プロパンガス会社の裏話付きで解説】

ガスコンロを安く買う アイキャッチ

「ビルトインコンロを安く買いたい!」

そう考えているあなたに、ビルトインコンロを格安で購入する方法を提案させていただきます。

その方法とは、ズバリ「あなたが使っているガス会社から値切って買う」です。

こう書くと、「それだけ?ネットで買うほうが安いんじゃないの?」という声が聞こえてきそうですが・・・。

実は、ガス会社で働いている私だからこそ分かる、ガス会社ならではの安くできる事情があるんです。

今回は、ビルトインコンロを安く買う方法として、
・どうしてガス会社から買うと安いのか?
・どのように値段交渉すれば良いのか?
を、解説していきます。

最安値とは言い切れないが

はじめに断っておきたいのですが、ガス会社から買うのが、絶対に最安値とは言い切れません。

というのは、その会社ごとに価格設定が違うからです。

けれども、先ほど書きましたように、ガス会社ならではの安くできる事情は共通しています。

ですので、安いイメージがあるネットや量販店よりも、安く買える確率が高いんです。

事実、大手家電量販店から見積もりを貰っていたお客さんに、私も見積もりを提出したところ、その価格差に驚かれたことがあります。

それなのに、ネットや量販店の価格だけを見て、ガス会社の見積もりを貰わなければ…、損をするかもしれません。

ビルトインコンロを買うときは、絶対に、ガス会社も選択肢に入れるべきなんです。

どうしてガス会社は安くできるのか?

では、どうしてガス会社がビルトインコンロを安くできるかです。

ガス会社は何を売って利益を得ているかをご存知ですか?

当然ですが、ガスを販売して利益を得ています。

それに対して、ネットショップや量販店は、何を売って利益を上げていると思いますか?

当然ですが、商品です。今回の場合は、ビルトインコンロですね。

この違いが、ビルトインコンロを安く販売できるかの違いとなります。

もう少し詳しく説明しますね。

ビルトインコンロ販売で利益が出なくても良い

ガス会社の場合、ガスを使ってもらえれば利益が出ます。

ですから、ガスを消費するビルトインコンロを買ってもられるのは嬉しいんです。

買ってもらえれば、そのコンロの寿命がくるまでは、ガスを使ってもらえることになるからです。

で、コンロの寿命は約10年ほどあります。

ぶっちゃけた話、ビルトインコンロを買って貰えれば、この先10年の売り上げが確定するというわけです。

それなのに、ビルトインコンロを高く販売し、たくさん利益を得ようとすると…。

「じゃあ、IHコンロにしようかな?」となるリスクがあります。

そうなると、この先10年分の売り上げが、ふっ飛んでしまうのです。

それくらいなら、ビルトインコンロを安く販売し、この先もガスを使って貰うほうが良いと考えます。

ガス会社のビルトインコンロ販売には、このような心理がはたらくので、販売・取り付けとも安いことが多いんです。

実際、同業者と話していても、ビルトインコンロ販売の利益よりも、この先10年の売り上げを大切にしている人がほとんどです。

ですが、ネットショップや量販店には、この先10年の売り上げは関係ありません。

ビルトインコンロの販売で利益を上げなくてはいけないんですね。

この違いがあるので、ガス会社の方が安くできるのです。

どのように値切れば安くなるか

では、どうやって値切るかに話を移します。

先ほど書きましたように、ガス会社としては、IHコンロに変えられるのが、1番ダメージが大きいです。

なので、「ビルトインコンロが安ければガスにするけど、高かったらIHにしようと思ってるんだ!」と言えば、安くなるはずです。

もし、私がそのように交渉されれば、かなり思い切った値段を出します。

裏話として、上司に、「安くしないとIHになりそうなので、ギリギリまで値引きします」と報告すれば、赤字にならない限り認められます。

特に、ビルトインコンロだと、資格がないと取り付けができませんので、必ず工事費が発生します。

この場合、ビルトインコンロ本体と工事費のダブルで値引きができるんです。

そうして、ビルトインコンロ本体と工事費を値引きしてもらえば、ネットよりも安くなる確率が高いんですね。

ガス会社に交渉すべき

あまり公表したくない話でしたが、以上で書いてきたように、ガス会社には値引きできる事情があります。

ですから、この記事を最後まで読んで頂けた方には、ぜひともガス会社に値段の相談をして頂きたいと思っています。

そのときは、「ビルトインコンロが安ければガスにするけど、高かったらIHにしようと思ってるんだ!」の一言を、忘れないで下さい!