山菜採り・キノコ採りを覚えたいなら!高齢者と仲良くすべき理由
先日、行者にんにくを採りに行きました。
そのときの写真が上のもので、見えている緑の半分が行者にんにくです。
アップで撮ると、こんな感じです。
あまりの群生で、ここには、何度来ても驚かされています。
この場所は、ある人から教えて頂いたのですが、この経験から、「山菜採りやきのこ採りを覚えたいなら、高齢者と仲良くしておきべきだ!」と思ったんです。
今回は、そう感じた理由について書いていきます。
基本的には場所は教えてくれない
山菜やキノコ採りが好きな人は、基本的にそれが採れる絶好の場所は、他の人には教えません。
というのは、その場所がみんなに知られてしまえば、採り尽くされて翌年から自分が採れなくなってしまうからです。
実際、私は、親戚やお客さんに「キノコ採りをしてみたいから連れていって下さい」とお願いしたこともあります。
ですが、「機会があったらね~」とはぐらかされ、連れていってもらったことはありません。
逆に、最近、自分で見つけたポイントは、よほど信頼できる人にしか教えません。
「キノコが出るポイントは、子供にも教えない」と言われるくらい、大切な場所は教えてくれないのが普通なんですね。
きっかけは車の運転をやめたこと
それなのに、どうしてこんな場所を教えてもらえたかと言いますと、教えてくれた人が、車の運転をやめたからです。
最近は、高齢者の事故のニュースが多く、自主的に免許を返納する人も増えていますよね?
教えてくれた人もそうでした。
それで、「運転はできなくなってしまったけど山菜採りには行きたい!」となったとき、私に、「場所は教えるから乗せていけ!」となったんです。
このとき、「こういう理由があれば、教えないはずの場所を教えてくれるんだな」と思いました。
ギブ&テイクが大切
このように、「場所を教える」と「運転する」のような、ギブ&テイクといいますか、WIN―WINの関係が成立すれば、場所を教えてもらえることがあります。
ただ、山菜やきのこに詳しい人でも、若い人だとこの関係をつくるのが難しいんです。
というのは、山菜やキノコの達人たちに、私から教えられる情報が少ないからです。
実際、教えてくれた人も、「オレがまだ若かったら、絶対にこの場所は教えなかったけどな」と話していました。
ですので、「運転する」とか「荷物を持つ」のような簡単に提供できるものがある高齢者と仲良くしておくと、「一緒に行くか?」となりやすいと感じています。
ちょっと、計算高いような感じもありますけどね…。
最低限のマナーは守るべき
ただ、一度場所を教えてもらったからといって、次から自分だけで行かないほうが良いとも感じています。
なぜなら、達人たちは、いろいろな場所を知っているからです。
私の場合、この行者にんにくのポイントを教えてもらった次の年から、「また車を出しますよ」と、教えてくれた人を誘っています。
それから5年ほどたった今回、「次はきのこを教えるよ!」と初めて言ってもらえました。
私は、こちらの記事で書いているように、独学のような感じでキノコ採りを覚えていきました。
それも可能ではありますが、毒草や毒キノコの危険があります。
それが、今回のように一緒に行ってもらえると、現地で見分け方などを教えてもらえるので覚えやすいです。また、安心感もあります。
やっぱり、詳しい人と一緒に行くことが、上達の近道だと思います。
そのためにも、高齢者の方と仲良くしておくのが良いなあと感じています。