キノコ採り入門!私がキノコ採りを覚えた方法をご紹介

きのこ入門 アイキャッチ

「キノコ採りをしてみたいけれど、どこにあるか分からないし毒キノコがこわい!」これは、キノコ採りをしてみたい人なら、誰もが抱く気持ちではないでしょうか?

私も、自分でキノコを採るようになる前は、同じように思っていました。

ですが今では、種類は少ないなりにも、自分でキノコを採って食べるくらいに成長しています。

今回は、そんな私が、どうやってキノコ採りを覚えていったかをご紹介します。

同行させてもらえず諦めていた

キノコ採りに興味があった私は、「一度でいいから連れて行ってください」と、親戚やお客さんにお願いしていました。

ですが、「キノコのある場所は子供にも教えない」などと言われるように、キノコ採りをする人は、なかなか同行させてくません。私も、「機会があれば!」くらいの言葉ではぐらかされ、誘ってはもらえませんでした。

なので、実はキノコ採りをすることはあきらめていたんです。

きっかけは偶然見つけたナメコ

そんなとき、イワナ釣りの途中で偶然下の写真のナメコを見つけました。

初めて見つけたナメコの写真

当時はキノコの知識がなかったので、これを見てもナメコだとは思いませんでした。なので、このときは写真だけ撮って、ナメコは採らずに帰ったんです。

後日、その写真を、キノコ採りを趣味にしているお客さんに見てもらうと、「食べ頃のナメコだぞ!なんで採ってこなかったんだ!!」と怒られました。そして、「今度食べられそうなキノコがあったら持っておいで!見てあげるから」と予想外の言葉をもらったのです。

キノコ採りで一番こわいのが、間違って毒キノコを食べてしまうことですよね?

けれども、この人に鑑定もしてもらえれば、毒キノコを食べてしまうことはありません。

「それなら、自分でキノコを採ってみよう!」
「イワナ釣りに行ってナメコを発見したくらいだから、適当に歩いてもキノコは見つけられるだろう!」

それくらいの気持ちで、私は自分でキノコを探すようになったんです。

素人でもキノコは見つかる

さて、そんな素人が適当に探し歩いてキノコを見つけられたかですが、意外にも、キノコはたくさん見つかりました。

何種類か紹介しますと、

ナラタケの写真
ナラタケ

ムキタケの写真
ムキタケ

ナメコの写真
ナメコなどです。

もちろん、どの時期にどんなキノコが出るかくらいの情報は、そのお客さんに聞いたりネットで調べたりはしました。

ですが、どこにあるかはまったく分からない状態で、適当に歩いても見つかったんです。

マツタケなどの高級キノコだと難しいかもしれません。けれども、上でご紹介したようなキノコは、素人が適当に探し回っても見つかるくらい、実は山にはたくさんありました。

これらを採ってきて鑑定してもらうことで、自分で採ったキノコが食べられるようになったんです。

「詳しい人に同行させてもらわなければキノコ採りはできない」「連れて行ってくれる人がいないから、キノコ採りはできない」と勝手に思い込んでいた私ですが、ついに、キノコ採りデビューができました。

キノコに目が慣れてきて判別できるようになった

このようにして、キノコ採りデビューは果たしましたが、自分で採ったキノコは、詳しい人に鑑定してもらわなくては怖くて食べられませんでした。

ですが、「採ってきて鑑定をしてもらう」を繰り返しているうち、だんだんにキノコに目が慣れてきて、自分でも判別できるようになってきたんです。

例えば、間違えられることが多いツキヨタケ(食中毒が多い毒キノコ)とムキタケ(おいしいキノコ)も、ぱっと見ただけで区別がつくようになりました。

なので、確信が持てるキノコなら、鑑定してもらわなくても食べるようになりました。で、今のところ、毒キノコを食べて苦しんだことはありません。

自分で採ったキノコを、自分で判別して食べることができるようになったので、まだまだ未熟ではありますが、キノコ採りをする人たちの仲間入りができたと思っています。

情報が蓄積されて採れる確率が上がった

適当にキノコを探し歩いていましたが、これを2年も繰り返したところ、私の中にキノコの情報が蓄積されてきました。

「9月の末にあの場所に行けばナラタケが採れた」とか、「10月の末にあの場所に行けば、ナメコとムキタケが採れた」のような情報です。

この情報をもとにして、「去年の○月○日にナメコが採れた木を今年も見に行こう」という、キノコに詳しい人のような行動ができるようになりました。

これができるようになってから、狙ったキノコが採れるようになり、またキノコを採れる確率が上がりました。

同行させてもらえなくてもキノコ採りはできる

以上、私がキノコ採りをどのようにして覚えていったのかをご紹介してきました。

キノコ採りをしてみたいと思ったら、私のようにキノコに詳しい人に同行させてもらえなくても、キノコ採りを覚えることはできます。

私の場合には、キノコに詳しいお客さんがいましたが、市町村などでキノコ鑑定会をしているところもありますから、それを利用して覚えていくことも可能です。

ナラタケがたくさん採れた画像

キノコ採りは本当に面白いです。山でこんな光景にであったら嬉しいどころの話ではありません。

自信のないキノコを食べるのは危険ですが、キノコ採りに興味があるのなら、やってみると面白いですよ!