【雛岳バックカントリー】山頂からノンストップで滑ってみた!滑走時間と感想は?
北八甲田にある雛岳は、山頂のオープンバーン・中腹の沢状地形・山麓のツリーランと、いろいろなバーンが楽しめる山です。
「これをノンストップで滑り繋いだら、すごく楽しいんじゃないか?」
雛岳が好きで何度も滑っている私は、そう考えていました。
けれども、山頂からノンストップでの滑降は、なかなかハードルが高いんです。
例えば、地形も把握していないのに、現在地を確認せずにノンストップで突き進めば、道に迷ってしまうリスクがあります。
複数人のパーティで行った場合には、私1人がノンストップで突き進むと、はぐれてしまうリスクもあります。
こんな理由で、今まで楽しそうだとは思っていても、なかなか実行できませんでした。
しかし、何度も雛岳に登ったことで地形を理解し、ノンストップで滑り降りても迷わない自信がつきました。
そこで、試しに一人で登ってノンストップで滑ることにしたんです。
今回は、そのときの滑走時間と、ノンストップで滑ってみた感想をレポートしていきます。
ノンストップで滑ったら滑走時間は何分?
滑走時間については、滑る人のスキルや滑るルート、雪質なんかで違いがあるとは思うのですが、私が今回滑ってみたところ約5分でした。
このときにゴープロで撮影した映像をYouTubeにアップしているので、興味がある方はご覧ください。
滑った日のは2021年4月2日。あいにくの春雪で、板が雪に吸い付きブレーキがかかるような雪質でした。
そのため、思うような滑りができず、ビビった滑走ラインになっています。
また、山麓のツリーランも、なかなかスピードが出せずに苦労しました。
そんなコンディションで、ゴール地点の箒場の茶屋まであと150メートルくらいのところまで滑って約5分です。
雪質が良ければ滑走時間はもう少し短くなっていたと思いますし、もっと茶屋の近くまで滑れたと思っています。
ノンストップで滑ってみた感想
次に、ノンストップで滑ってみた感想です。
正直に話すと、ノンストップにこだわらないほうが楽しめると思いました。
実際に試すまえは、オープンバーンから沢状地形、そしてツリーランと、様々に変わっていく地形を滑り繋いでいくのはすごく興奮すると思っていたんです。
しかし、いざやってみると、私の実力では、めまぐるしく変わる状況にうまく対応できず、滑りが後手後手になってしまいました。
なんと言いますか、自分の滑るルートを選んで楽しむよりも、ただただ地形の変化に合わせて無難に滑り降りるだけになってしまったんですね。
ノンストップにはこだわらず、途中で一度止まって仕切り直してもよかったと思いました。
もちろんプロ並みの実力があれば、ノンストップで滑っても十分に楽しめると思います。
ですが、私は、過去にスノーボードインストラクターをやっていたとはいえ、ここ10年くらいは年間滑走日数が5日くらいのサンデーボーダー以下の人です。
そんな実力では、雛岳ノンストップはキツかったのです。
けれども、バーンをこま切れにして、何度も止まるよりは楽しかったと思っていますし、雪質に恵まれればノンストップは楽しいんだろうなあと思っています。
それでも雛岳はおもしろい
そんなこんなで、今回の雛岳ノンストップは失敗だったかな?というのが正直な感想です。
ですが、止まらずに滑り降りたので、上に載せたYouTubeの映像では、オープンバーンから沢状地形、そのあとに続くツリーランと、雛岳の魅力を伝えられるものになっていると思います。
ゴープロを頭に着けて滑っているので、斜度感は伝わりにくいのですが…。
山頂付近で斜度は30度ないくらい。パウダーでも楽しい斜度ですよ。
山麓から自分の足で登らなくては滑れませんが、おもしろい山なので滑ってみてください。