キノコ採りを始めてから分かった!未経験者が抱くイメージとの違い
キノコ採りにどんなイメージを持っていますか?
「キノコ採りはハードルが高そう」とか「キノコは簡単に見つからない」とか「毒キノコと間違えそう」とかですかね?
私も、キノコ採りを始める前は、そう思っていました。
ですが、実際にキノコ採りを始めてみたところ、キノコ採りを始める前に抱いていたキノコ採りのイメージとは、全然違うことが多いと気付いたんです。
そこで今回は、キノコど素人だった私が、ほぼ独学でキノコ採りを始めて分かったことを書いていきます。
「キノコ採りをしてみたい!けど、連れて行ってくれる人がいないんだよなぁ・・・。」
と、現在思っている人には、参考になるのではないでしょうか?
初心者が適当に歩いてもキノコは見つかる
私が、キノコ採りを始める前に抱いていたイメージと、最も違うと感じたことが、キノコのある場所を知らなくても、キノコは見つかるということです。
私は、キノコ採りを始める前は、キノコがある場所を知らないとキノコなんて採れないと思っていました。
なので、詳しい人に連れて行ってもらわない限り、キノコは採れないと思い込んでいたんですね。
ですが、「ダメもとで!」くらいの気持ちで、試しに自分で山に行ってみたところ、意外とキノコが見つかったのです。
「初心者がフラフラ~っと山を歩いても、キノコなんて見つかる訳がない」と思っていたのですが、案外、そうでもなかったんですよね。
珍しいキノコや高価なキノコは別ですが、昔から親しまれているキノコは、思いのほか見つかります。
このことに、キノコ採りを始めてから気がつきました。
食べられるキノコは多い
ただ、キノコが見つかったとしても、それが食べられなくては意味がありませんね?
ですが、その点も、キノコ採りを始めるまえに抱いていたイメージとは違いました。
私は、食べられるキノコなんてほとんど見つからないと思っていたんです。
しかし、自分で地図を見ながらフラフラ~っと歩いただけでも、食べられるキノコは見つかっています。
例を挙げると、
ナラタケ
ムキタケ
エノキダケ
ナメコ
クリタケ
ブナハリタケ
などのキノコです。
これらのキノコは、「ここに行けば○○のキノコがある!」という確信を持って行ったのではなく、なんとなくの感覚で歩き回って見つけました。
そんな感じでも、食べられるキノコは見つかるんです。
この点も、キノコ採りを始めるまえのイメージとは違いました。
猛毒のキノコも簡単に見つかる
猛毒のキノコが多いということも、キノコ採りを始めてから分かったことです。
1本食べただけで死んでしまうような猛毒のキノコなんて、そう簡単には見つからないと思っていませんか?
そんなことはないんです。
例えば、下の写真のキノコ。
キノコ採りを始めたばかりの頃に見付けたので、断言はできませんが・・・。猛毒のドクツルタケだと思われます。
(間違って1本食べただけで死んでしまうらしいです)
最近は、真っ白なキノコが土から出ているだけで、猛毒のドクツルタケだろうとスルーしています。
なので、しっかりと鑑定していないので、はっきりとは言いにくいのですが、ドクツルタケと思われるキノコは本当によく見かけます。
他にも、ときどき中毒のニュースが流れるツキヨタケ。
死亡例もあるキノコですが、9月に山に入ればたくさん見つかります。
初心者がフラフラ~っと行ったくらいで、死んでしまうような猛毒のキノコに遭遇するなんて、キノコ採りを始める前は想像もしていませんでした。
ですが、キノコ採りを始めてみて、猛毒のキノコも簡単に見つかることが分かりました。
この点は、本当に注意が必要だと感じています。
目が慣れると鑑定は簡単
毒キノコは多いのですが、キノコの鑑定は、想像していたよりは簡単でした。
キノコ採りを始めるまえは、キノコの鑑定なんて、よほど詳しくならなければ無理だと思っていたんです。
ですが、実物のキノコを何度も見ていると、だんだん見分けがつくようになってきました。
例えば、ときどき間違えられて中毒になるツキヨタケ。
初めてインターネットで画像検索したときは、ツキヨタケとムキタケなんて区別ができないと思っていました。
ちなみに、こちらがツキヨタケ。
で、こちらが食べられるムキタケです。
写真で見ると、そっくりで分からないと思ってしまいますが、実物を見ると違いが分かるようになり、今では、自分の判断でも確信が持てるようになりました。
もちろん、判別しにくいキノコや、個体差によって見分けにくいキノコがあるのも事実なので、甘く見てはいけません。
ですが、似ていて間違えやすいといわれるキノコでも、実物を見れば、「なんでこれを間違えるの?」と思うこともあります。
簡単なキノコであれば、2~3回本物を見れば、分かるようになります。
これも、キノコ採りを始めるまえに抱いていたイメージとは違ったところです。
初心者にはきのこ図鑑は役に立たない
キノコ採りを始めたばかりの頃は、私は1人で山に行き、食べられそうなキノコを採ってきては、詳しい人に見てもらうということを繰り返していました。
ですが、詳しい人も、その時期になるとキノコ採りなどに行っていて、会えないことがあるんです。
なので、自分で鑑定してみようと図鑑で調べたりするのですが、図鑑で調べて確信が持てたことはありません。
ほとんどの図鑑は、キノコの特徴が文章で書いてあり、2~3枚の写真を掲載しています。
ですが、文章で書いてある特徴を読んで、2~3枚の写真と見比べても、これが本当にそのキノコなのかは分かりにくいのです。
それよりも、詳しい人のところにキノコを持っていき、
「このキノコはここがこうなっていて、さわってみると固い」とか
「こんな感じで軸が太くなって色が濃くなっていく」のように、本物を見ながら説明してもらったほうが、ずっと分かりやすいです。
私がもっとキノコに詳しくなってくれば、図鑑を見ても分かるようになるのかもしれません。
ですが、初心者ですと、図鑑はほとんど役に立ちません。
「何百ページもある分厚い図鑑を見れば分かるのかも?」と期待していましたが、初心者のうちは、図鑑だけでは心配で食べられないということが分かりました。
そして、実物のキノコを何度も見ることが、キノコに詳しくなる近道だとも分かりました。