豚トロのブロックを燻製して豚トロベーコンを作ってみた!手抜きレシピと感想をご紹介
ベーコン作りで使う豚バラ肉よりも、脂の入り方が細かく、まるで霜降り肉のような豚トロ。
焼き肉にしてもおいしい部位で、人気がありますよね?
「これを燻製にして、豚トロベーコンにしたら、さらにおいしくなるのでは?」と考え、さっそく作ってみました。
今回は、自家製の豚トロベーコンの手抜きレシピと、それを食べてみた感想をご紹介します。
今回は手抜きレシピ
まず、最初に断っておきたいのですが、今回は手抜きレシピです。
私も、豚トロの燻製は初挑戦なので、豚トロと燻製の相性が悪くておいしくないかもしれないという不安がありました。
なので、とりあえずの実験として、時間と手間を省いた作り方にしています。
ブロック肉を塩漬けにする
では、さっそく、作り方からご紹介します。
今回、用意した豚トロがこちら。
スライスしてある豚トロよりも、ブロック肉のほうが面白いしおいしいのではないかと思い、ブロック肉にしてみました。
まずは、このブロック肉にフォークを刺して穴を開けます。
今回は塩抜きの行程も省こうと、塩は少し控えめにしました。
クレイジーソルトを表面にまんべんなく振り、塩が厚くなってしまった部分は叩いて落としています。
これを、清潔なビニール袋に入れて空気を抜き、冷蔵庫で2日間漬け込みます。
漬け込みをしているときは、味が染み込むように、朝と夜に袋の上から揉み込んで上下を逆にしました。
80度で焼きながら乾燥させる
漬け込みが終わった豚トロは、さっと水洗いして表面の塩を流します。
そのあと、キッチンペーパーでしっかりと水分をふき取りました。
本来なら、このあとは乾燥させるのですが、今回はこれも省きます。なんといいますか、乾燥させている時間を待てなかったんです。
ということで、自作の燻製機に炭を起こし、まずは燻製器内の温度を80度くらいにします。
そこへ、豚トロを乗せて
80℃で30分ほど焼いて水分を飛ばすことで、熱乾燥させました。
スモークウッドで燻製にする
豚トロの表面の水分が飛び、表面に脂が浮いてきたところで、スモークウッドに火を点けて、燻製機に投入します。
この日は、気温-4℃と寒く、スモークウッドでだけでは熱量が足りないので、炭もそのまま残しました。
炭を足しながら、温度は80℃くらいをキープし、スモークウッドが燃え尽きたところで完成です。
燻した時間は、スモークウッドを1本使ったので、1時間半くらいです。
ベーコンとしてはおいしいが豚トロ感はない?
このような手順で作った自家製の豚トロベーコンですが、その感想は、「ベーコンとしてはおいしいが豚トロ感はない」でした。
味としては、豚の旨味と脂の旨味が凝縮されていて、豚トロのおいしさは引き立ちました。
ただ、焼肉で食べる豚トロの、サクサクっという食感はありません。
うまく表現できないのですが、肉の部分と脂の部分が混ざりあい、しっとりとした食感になったのです。
きっと、豚トロと知らずに食べたなら、「これはおいしいベーコンだ!」となると思います。
ですが、私は、「豚トロのサクサクっとした食感も残りつつ燻製になるのでは?」と期待していたので、少し物足りない感じもありました。
という訳で、今回のレシピで作った豚トロベーコンは、ベーコンとしてはおいしいが、なんか物足りないという感想です。
ですが、燻製は味付けや温度、スモークの時間によっても変わるので、いろいろ試してみたいと思っています。
今回やってみて分かったのが、豚トロは煙の風味との相性がとても良いので、これから試行錯誤していく価値のある食材だということです。
燻製好きな方は、やってみると面白いですし、私ももっと工夫して、よりおいしい豚トロベーコンを作りたいと思っています。