チップにはない!スモークウッドで燻製を作るメリット

スモークウッドのメリット 

スモークウッドで燻製を作ったことはありますか?

「燻製といえばチップ!」というイメージが強いので、「スモークウッドは使ったことがない!」という方も多いと思います。

ですが、私は、スモークウッドで燻製を作ることが多く、ウッドにはウッドの良さがあると感じています。

そこで、今回は、まだスモークウッドを使ったことがない方に向けて、ウッドの良さを紹介していきます。

スモークウッドは簡単

スモークウッドとは、燻製用の煙を出してくれる、線香のようなものです。

下の写真のように、一面に火をつければ、スモークウッドだけで燃えて、煙を出し続けてくれます。

スモークウッドに火をつけた

なので、使い方としては、火を点けたウッドとスモークしたい食材を、燻製器の中に入れるだけです。

チップのように、他の熱源を使って煙を出すという手間がないんですね。

このため、簡単に燻製を作ることができます。

燻製って難しいイメージがあるかもしれませんが、スモークウッドを使えば、そんなことはありません。

私も、まだまだ初心者のようなものですが、初心者でも簡単に燻製を作れるのが、スモークウッドの魅力です。

スモークウッドは手間なく長時間の燻製ができる

スモークウッドを使っていて、最も良いと感じるのが、長時間の燻製が手間なくできることです。

チップを使って長い時間燻製しようとすると、途中でチップを足したり、火加減を調整したりと手間がかかりますよね?

ベーコンなど、長時間スモークするものですと、それが面倒に感じてしまいます。
(その手間が良いという意見もあるとは思いますが・・・。)

ですが、スモークウッドを使えば、その手間がなくなります。

というのは、スモークウッドは、線香のように一度火を点けると、燃え尽きるまで勝手に煙を出し続けるからです。

メーカーによって違いはありますが、1個のウッドで約90分煙を出すので、その間は放置していても問題ありません。

なので、火事にならないように注意すれば、燻製器の側にいる必要もありません。

実際には、完全放置は心配なのでちょくちょく様子は見ますが、窓からのぞく程度で済むんです。

それで、ウッドは連結することもできるので、2本繋げば3時間、3本繋げば4.5時間、燻製することができます。

このため、長時間の燻製も簡単にできるんです。

夏のキャンプなどで燻製をするなら別ですが、私は、冬に燻製を作ることが多いです。

寒い冬の夜に、燻製器のそばにずっといるのは無理ですから、スモークウッドの、放置しても燻製が作れることには大きなメリットを感じています。

低温の燻製が簡単

低温の燻製がラクなのも、ウッドを使うメリットだと感じています。

チップの場合、チップが煙を出すまで加熱しなくてはならないので、どうしても燻製器内の温度が上がってしまいます。

なので、例えば、チーズが溶けてしまったり、イワナが焼けすぎてパサパサになったりするデメリットがあるんです。

ウッドも、ウッド自体が燃えるので熱は出ます。ですが、線香のようにジワジワと燃えるので、チップを使うよりは温度が上がるのを抑えることができます。

実際の例として、先日イワナの燻製を作ったときは、気温が5℃だったということもあり、燻製器の中は40℃しかありませんでした。

食材にもよりますが、低温で燻製を作りたい場合には、温度の上がりすぎないスモークウッドのほうが向いています。

本格的な燻製を作っている気分になる

チップを使った短時間の燻製も、お手軽にできて良いと思います。

ですが、どうしても、簡単燻製というイメージが強く、本格的な燻製を自分で作ったという気持ちにはなりにくいです。

これが、ウッドを使えば、1本でも90分煙を当てることになるので、煙の風味が染み込んだ燻製を作っているような気持ちになります。

気分的な問題ですが、「時間をかけて本格的な燻製を作った」という感じがするんですね。

燻製作りは、自己満足のためにやっているところがありませんか?

私は、どんな味かも大事ですが、時間をかけてじっくりと作ることにも満足を感じます。

なので、チップを使った短時間の燻製よりも、ウッドを使った燻製の方が気に入っています。