遭難回避にGPSアプリを使うなら!知っておきたい電池の節約方法
遭難を防ぐ目的でスマートフォンのGPSアプリを使うなら、山歩きが終わるまで、電池をたくさん残しておかなくてはなりません。
というのは、迷ったときにアプリを使って戻ろうとすると、電池をたくさん消費してしまうからです。
そのとき電池が減っていると、途中で電池が切れて「GPSが使えない!」となってしまいます。
それでは困るので、山歩きが終わるまでは電池を節約し、なるべく多く残しておきたいんですね。
そこで今回は、山でスマートフォンを使うときの、電池の節約方法について書いていきます。
機内モードにして使う
まず、一番簡単にできるのが、スマートフォンを機内モードにして使うことです。
(機内モードとは、飛行機に乗るときなどに使う、電源は入れたままで通話やメールなどの通信をカットする機能になります)
なぜ、機内モードにして使うことが電池の節約になるかと言いますと、スマートフォンは、圏外や電波がギリギリのところで使うと、電波を探そうとして電池をいつも以上に消費してしまうからです。
最近は、山奥でも電波が届くようになってきましたが、まだまだ圏外や電波がギリギリの場所は多いです。なので、普通の状態で使っていると、電池をたくさん使って電波を探すことになります。
これを機内モードにすれば、電波を探すために無駄に電池を使わなくなるので節約になるんです。
私は、スマートフォンに詳しくないので、機能面での詳しい説明はできません。が、使っている実体験として、機内モードの方が電池の減りが遅いです。
(詳しく知りたい方は、[スマートフォン 圏外 電池]などで検索して頂ければ、詳しい記事があります)
また、機内モードにするもうひとつのメリットとして、電話やメール、アプリの通知がこないことがあります。
山にいても、着信があればついつい出てしまいますし、メールや通知があっても思わず見てしまうんですね。
そうすると、無駄に電池を使ってしまいます。
緊急の連絡に備えたいという方は別として、普通の人は、山にいる数時間は電話やメールを受けなくても支障はありませんよね?
それなら、機内モードにしておけば無駄にスマートフォンを使わなくなるので、結果として、電池の節約になるのです。
まあ、本当に電池を節約したいのであれば、電源を切れば良いのですが・・・。これだとGPSアプリが、自分が歩いてきた軌跡を残してくれなくなります。
自分の歩いてきた軌跡がアプリで表示されれば、それを辿るだけで戻れますから、遭難を回避する目的では軌跡は残しておきたいんです。
なので、軌跡が残せる機内モードが、良い電池の節約方法となります。
画面を見過ぎない
GPSアプリは便利なので、ついついこれに頼って行動してしまいます。
ですが、そうすると、長い時間画面を表示しているので、意外に電池が減ってしまうんです。
なので、できるだけGPSアプリを見ずに歩き、肝心なところでだけ確認するようにすれば、電池を節約できます。
特に、GPSアプリを使い始めの頃は、その画面をよく見てしまうので注意してください。
また、GPSアプリを見ずに歩いたほうが、周りの景色を見て歩くようになるので、自分が歩いてきたルートを覚えやすいです。
そうなれば、もし迷ったとしても、早い段階で自分がどこにいるかを再確認できるので、迷ったあとに画面を見る時間が少なくなります。
結果として、少ない電池でも戻れるので、このことも画面を見過ぎないメリットになります。
写真の撮り過ぎに注意する
最近のスマートフォンはカメラの性能が良いので、デジカメは持ち歩かずにスマートフォンだけで写真を撮る人も多いですよね?
ですが、カメラ機能も意外と電池を消費します。
私の実体験をご紹介しますと、写真を撮りすぎて「帰るときに電池が10%しかない」ということがありました。
私は、このブログを始めてからは、山での写真もご紹介したく、山歩きの最中に写真を撮ることが多くなったんです。
なので、普段はデジカメを持ち歩いているのですが、これを車に置き忘れ、スマートフォンでたくさん写真を撮ったところ、10%になってしまったのです。
このときは迷っていませんでしたが、やはり10%ではGPSアプリを使うのには電池が少なすぎるのでなんとなく不安になりました。
もしものためのGPSアプリですから、このようなことにならないように、写真が好きな方はその使い方に注意してください。
充電してから行く
以上で書いてきた、
1機内モードにして使う
2画面を見過ぎない
3写真の撮り過ぎに注意する
に気をつければ、山での電池の節約になり、迷った時に「電池がなくて使えない」ということがなくなります。
ただ、スタートの時点で電池が少なければ節約どころの話ではありませんので、山に行く前は必ず充電してください。(私は何度か忘れたことがあります)